真空管の世界では非常に著名な方に作ってもらった特注品らしい。詳細は下記リンクから。
http://web.mac.com/strip_01/studio/studio2_4.html
ちなみに赤川先生はこの本の著者。音に関わるもの全員が手にすべきバイブル。
この真空管アンプが何であるかを、さらにウェブの徘徊を続けると、このサイトに辿りついた。
情熱の真空管 / PassionateTubeAmplifier
http://www.op316.com/tubes/tubes.htm
読んでいると感動する。ものすごく自然なスタンスで、オーディオを楽しんでいる人だ。特に感銘を受けたのはこのページ。以下、引用。
雑誌などでよく、リスニングルーム探訪の記事が載っています。たいていは、お父さんがオーディオの趣味を持っていて、専用のリスニング・ルームがあって、正面には大型のスピーカーやビデオ・スクリーンなどがあり、部屋の中央にはヒアリング用の豪華な椅子、そして壁にはラックにきちんと整理されたさまざまなオーディオ機器があります。壁一面がレコードラックなんていうお宅のよくみかけます。
私の場合、こういう雰囲気がだめなんです。おそらく、こういう部屋には音楽好きの家族も寄りつかないだろうし、私も落ち着きません。うちの奥さんは、大きなスピーカーが嫌いです。その理由は、部屋の景観を損ねるから、というもの。そのくせに、出てくる音にはことのほかうるさい。球を替えて遊んでいると「なんかいじったでしょう。その音、すきじゃないわ、わたし。」とくるのです。Rogers LS3/5Aなどという小型スピーカーがメインシステムなのも、そういう理由が背景にあります。機材も、最小限のものしか置いていません。
それは、部屋の雰囲気になかに、できる限りオーディオ機器のにおいをいれたくない、できれば、絵画や家具や照明や植物といったインテリアで雰囲気をまとめたい、という欲求が根底にあります。この部屋は、おしゃべりや読書やティータイムをする部屋です。そういった中に、普段の生活と一緒なって音楽があり、あるいは時として音楽だけに集中したりもします。
そうそう、音楽って生活の一部であって中心ではない、自分にとっては全くそのとおり。音楽を聴くことも、DJすることも、曲を作ることも、あくまで僕が楽しいことと感じることの一つ。きっと良い音がするんだろうな、このアンプ、こんな素晴らしい考えを持った人が作ってるんだから良いに決まっている。欲しい…
ちょっと前にも書いたけど、FOSTEX NF-1Aを使うのをやめて同軸スピーカーを自作した。それはNF-1Aの良くない(TweaterとWooferが切り替わるあたり周波数の音像が濁って聞こえる)ところが気になりだしたせいもあるんだけど、それ以上にモニター・スピーカーの前にドンっと座って音楽をシビアに聴くのが嫌になったことの方が大きい。少しリラックスした感じで聴きたくなったから、オーディオ用のスピーカーを買おうかなって色々と物色して迷っていて、勢いで作っちゃった。(自作することで音楽の楽しみ方の幅を広げたいってのも作った理由のひとつだけど。)
やばい、真空管アンプブームが再燃しそう。